EU、シリア制裁強化も視野 外相理事会

【ブリュッセル=森本学】EU=欧州連合は16日、ルクセンブルクで外相理事会を開きました。シリア情勢を巡り、アサド政権が繰り返す化学兵器の使用を「強く非難」し、使用をやめなければ制裁強化も辞さないとの方針を盛り込んだ文書を採択しました。

EU、シリア制裁強化も視野 外相理事会  - ảnh 1 化学兵器対マスク(写真:Prensa Latina)

外相理事会は英国での元ロシア情報機関員の暗殺未遂事件を機に関係が悪化しているロシアへの対応も協議しました。ロシアによるウクライナ停戦合意の完全履行が関係改善の条件となるとの原則を確認しました。

シリア情勢を巡る合意文書では、制裁強化を巡って「シリアへのさらなる制限措置を検討し続ける」と明記しました。米英仏によるシリアへの攻撃は「化学兵器のさらなる使用を避けることに目的を限定した対応策だったと理解する」との記述を盛り込み、EUとして支持を改めて表明しました。

EUはアサド政権の関係者らが欧州域内に持つ資産の凍結や渡航禁止などの制裁を実行しています。ロシア対策では、イギリスでの暗殺未遂事件を受け、化学や生物、放射線、核物質による襲撃やサイバー攻撃への対応の強化などでも一致しました。

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