WHO総会終了 米中対立際立つ 今後に不安 新型コロナ

(VOVWORLD) - WHOの対応を称賛する中国と「WHOは中国寄りだ」と批判するアメリカの対立が際立ち、今後、感染の収束に向けて国際社会が連携していけるのか不安が残る会議となりました。
WHO総会終了 米中対立際立つ 今後に不安 新型コロナ - ảnh 1   テドロス事務局長(写真:CTV News/TTXVN)

WHO=世界保健機関の年次総会は19日、新型コロナウイルスへのWHOの対応について独立した検証を行うことなどを求める決議を採択して2日間の日程を終えました。WHOの対応を称賛する中国と「WHOは中国寄りだ」と批判するアメリカの対立が際立ち、今後、感染の収束に向けて国際社会が連携していけるのか不安が残る会議となりました。

194の加盟国が参加して、初めてテレビ会議形式で行われたことしのWHOの年次総会は、19日、2日間の日程を終えました。

総会では、新型コロナウイルスへの対応におけるWHOのリーダーシップを引き続き支持することや、WHOに対し、今回の対応について公平で独立した検証を行うことなどを求める決議を採択しました。

テドロス事務局長は締めくくりのあいさつで、「WHOは、透明性の確保や説明する責任を果たすこと、それに改善を続けることを約束する」と述べ、WHOの対応について、できるだけ早い時期に、独立した検証を行う考えを示しました。

ことしの総会では、中国の習近平国家主席が、WHOの対応について、「多大な貢献をしてきた」と称賛する一方、「WHOは中国寄りだ」と批判するアメリカは、WHOの初動対応を非難し、米中間の対立が際立つものとなりました。

さらにトランプ大統領は総会が始まった18日、WHOに対して、中国からの独立性を示すよう求め30日以内に大幅な改善が見られなければ、資金の拠出を恒久的に停止して加盟についても考え直す立場を示しました。

総会では決議の採択にはこぎつけたものの、米中間の対立がより鮮明になり、今後、感染の収束に向けて国際社会が連携していけるのか不安が残る会議となりました。

ことしの総会は新型コロナウイルスの影響で日程が2日間に短縮されており、WHOでは、ことし後半に総会を再開し、残りの議題を協議するとしています。

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