新型コロナ禍における仁愛の心

(VOVWORLD) - 新型コロナとの闘いが長引いても、仁愛の精神で互いに助け合っている運動が広がることにより、ベトナムは疫病を乗り越えられるはずでしょう。

長引いた戦争やよく自然災害に襲われた経験を持つベトナムは、有事の際には被災者や貧困者を支援するという良き伝統を誇りにしています。今回の新型コロナ禍では、社会的弱者などに対する仁愛の心が良く見られており、こうした伝統が浮き彫りとなっています。

ベトナム最南端にあるカマウ省は、9月1日午前現在、新型コロナ感染者が146人で、感染者が少ない地方の一つです。しかし、新型コロナの影響で仕事を失って収入が絶たれた人が多くなっています。こうした事態を前に、同省では、新型コロナのせいで困難な状況にある人々を支援する運動が広がっています。

新型コロナ禍における仁愛の心 - ảnh 1困難状態にある人に食事を無料で提供する。

7月の始めに、カマウ省人民委員会が飲食店のテイクアウトしか許可しないことを受け、カマウ省の省都カマウ市の第5地区で飲食店を開いているグエン・チ・グエンさんは商売を停止して、仕事を失った人たちに食事を無料で提供することにしました。最初は1日に約200人分向けの食事を3日間だけ提供するつもりでしたが、周りの人がグエンさんの行動を見てお金やコメなどを寄付したり、食事の調理を手伝ったりするので、彼のチャリティ食堂は今もなお開かれています。グエンさんの話です。

(テープ)

「街を歩いて宝くじを売る人は新型コロナの影響で収入が絶たれたので、とても困難な生活を送っています。何となく彼らを助けたいという気持ちで、食事を無料で提供することにしました。最初は彼らが、私の店へ食事を取りに来たんですが、行政府が社会的隔離措置をとったので、彼らは私の所へ来れません。そのため、私が彼らのところに行って食事を手渡しています。彼らは感動していますよ。私も彼らを助けられてうれしく思います。」

現在、カマウ市にはチャリティ食堂が10ヶ所あります。その中で、第8地区はチャリティ食堂がもっとも多い地区です。特に、第8地区の行政府は企業と住民の寄付を訴え、「ゼロドンの市場」を開いて困難な状況にある人々に食料品を無料で提供しています。

新型コロナ禍における仁愛の心 - ảnh 2「ゼロドンの市場」

カマウ市第6地区に住んでいるチャン・ティ・ニャンさんは、街を歩いて宝くじを売ることで生計を立てていますが、カマウ市が社会的隔離措置を取ってからは宝くじサービスが停止になっているので、収入がなくなり、kつa生活に困っています。そのため、「ゼロドンの市場」はニャンさんのような人にとって貴重な支援です。ニャンさんの話です。

(テープ)

「私も家族も仕事を休まざるを得ないので、食料品を買うお金もない状態です。だから、「ゼロドンの市場」という無料の支援をもらえるのは何よりです。私は他の人と困難を分かち合うために、家族の生活に必要な分しかもらいませんでした。」

一方、第8地区の担当者ト・クイ・ヒエンさんは地方行政府の予算の他、カマウ省の宝くじ会社からのコメ10トンや、カマウ省商業会社からの即席ラーメン2000箱など、多くの組織と個人が寄付した資金と品々を活用していると述べ、次のように話しました。

(テープ)

「第8地区では、今まで、新型コロナの影響を受けた人々を支援する多くの活動が行われました。例えば、去年はコメのATMと呼ばれた「自動コメ配り機」が設置されました。今回の第4波では、チャリティ食堂という支援活動が広がっています。チャリティ食堂で食事を無料で提供するとともに、隔離措置を受けている人に対しては、ボランティアらは彼らの住まいに無料で食事を持っていきます。」

カマウ省では、新型コロナの感染拡大により収入が減少し苦境に立たされている人たちの他、新型コロナ予防対策に携わる人たちを支援する活動も盛んです。ボランティアグループの担当者グエン・ティエン・フンさんは次のように話しました。

(テープ) 

「疫病検問所では、行政府のスタッフのほか、多くのボランティアも出て日夜活動しています。私たちは彼らの苦労を見て、時々プレゼントを手渡しています。これらのプレゼントは新型コロナ予防対策に携わる人たちを励ますことができると期待しています。これは、助け合いながら疫病を乗り越えようという私たちの決意です。」

新型コロナとの闘いが長引いても、仁愛の精神で互いに助け合っている運動が広がることにより、ベトナムは疫病を乗り越えられるはずでしょう。

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