ベトナムが国のドイモイ事業の要求に応え、社会経済開発に注力
(VOVWORLD) -11月30日、第15期国会第8回会議が閉幕します。今回の会議で出された決定は、国の刷新事業の要求に応え、国が困難を乗り越え、社会経済開発に有利な条件を提示するものとなります。
特に、今回の会議は多くの重要な法律や法案を可決し、第13期中央委員会第10回総会の決議を具体化させる最初の会議であり、国が飛躍の時代に入ることに前提を作り出しています。
思考を強力に革新する精神
第15期国会第8回会議の初日に、国会は2021年～2026年期における国家主席を選出し、これにより、ルオン・クオン氏が国家主席として選出されました。
そのほか、会議では公共投資法、電力法など多くの法律や決議を可決しました。社会経済発展状況と法律、法案、決議案の討議が活発に行われ、多くの率直な意見が寄せられました。特に、2日間に行われた質疑応答では百件もの意見が寄せられました。南部ホーチミン市選出のチャン・ホアン・ガン国会議員は次のように語りました。
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「国会で行われた質疑応答は成功を収めました。これは国会活動の公開性、公平性、透明性の高さを示していると言えます」
社会経済開発を目指す対策
今国会は、2025年の社会経済発展計画に関する決議のほか、南北高速鉄道建設プロジェクトへの投資方針に関する決議を正式に可決しました。これは、国の社会経済発展、国防と安全保障にとって特に重要な戦略的意義を持つスーパープロジェクトです。国会経済委員会のファン・ドゥク・ヒエウ委員は、今こそ国の躍進の時代の象徴的な工事を実施する機が熟していると明らかにし、次のように語りました。
（テープ）
「今国会は南北高速鉄道建設方針を決定するいいタイミングだと思います。遅く決定するとプロジェクトの実施期間が遅くなります。国の現在の状況で、このプロジェクトを実施するのは必要であり、実施する期間は非常に長いです」
投資総額約 670億ドル以上のこのプロジェクトは 2035 年に完了する予定です。ハノイ市選出のホアン・バン・クオン国会議員は次のように語りました。
（テープ）
「私たちは、近代的な鉄道のインフラシステムの整備に投資するリソースは十分にあります。なぜなら、ベトナムの現在の公的債務は40％未満で、低い水準にあります。途上国であるベトナムの目標は公的債務を低く抑えることではありません。これは南北高速鉄道プロジェクトへの資金を動員するための大きな余地となります」
また、今回の国会は2023年～2025年期における12の省や市の県と村レベルの行政区再編に関する決議を可決しました。これは党中央委員会の決議18号を実施する活動の一環です。チャン・タイン・マン国会議長は次のように語りました。
（テープ）
「この任務を実施するのは非常に差し迫った課題で、模範的で精力的に展開する必要があります。政治システムの構造を単に機械的に合理化することではなく、政治システムが効果的に運営し、新しい時代の要求に応えることに配慮しながら実施しなければなりません」
第15期国会第8回会議はベトナムが第13回党大会の決議と目標を精力的に実施している最中に開催されることから、国の今後の発展に多くの転換を作り出すことが期待されています。