EU、米関税の影響緩和策検討=イタリア首相

(VOVWORLD) -イタリアのコンテ首相は18日、米国が発動させたEU=欧州連合の一部製品に対する関税措置について、EUが影響の緩和に向けた対策を検討していることを明らかにしました。

WTO=世界貿易機関の紛争解決機関は14日、EUが航空機大手・エアバスに支給する補助金は規定違反として報復装置を正式に承認しました。これを受け、アメリカはEUから輸入する一部製品に対する追加関税を予定通りに18日付で発動させました。対象品目には英国産ウィスキー、フランス産ワイン、スペイン産オリーブ、イタリア産のパルミジャーノレッジャーノチーズなどが含まれます。

コンテ首相はEU首脳会議が開かれているブリュッセルで行った記者会見で「こうした関税措置でEUは痛手を受ける」とし、「直接影響を受ける部門への補償措置が検討されている」と述べました。

EUの執行機関である欧州委員会はアメリカの関税措置の影響を見極める姿勢を表明しました。EUも関税措置を発動せざるを得ないとしています。

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