イスラエル首相 ガザ地区へ攻撃強化の方針表明 緊張高まる

(VOVWORLD) -イスラエルとパレスチナの衝突が続く中、パレスチナのガザ地区から発射されたロケット弾によって、イスラエル最大の商業都市テルアビブの近郊などで死傷者が出た事態を受けて、イスラエルのネタニヤフ首相はガザ地区への攻撃を強化する方針を示し、緊張が高まっています。
イスラエル首相 ガザ地区へ攻撃強化の方針表明 緊張高まる - ảnh 1(写真:AFP/TTXVN)
中東のエルサレムでは、イスラム教の断食月ラマダンが始まった4月中旬以降、イスラエルとパレスチナの衝突が続いていて、パレスチナのガザ地区ではイスラエル軍による空爆で、これまでに子どもを含む30人以上が死亡しています。

これに対して、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは11日夜も、イスラエル最大の商業都市テルアビブなどに向けて200発以上のロケット弾を発射したとしていて、イスラエル側によりますと、これまでにロケット弾が着弾したテルアビブ近郊などで、少なくとも3人が死亡、複数のけが人が出ました。

こうした事態を受けて、イスラエルのネタニヤフ首相は緊急の記者会見を開き「イスラエルは全力で攻撃を続ける。ハマスなどは非常に高い代償を払うことになる」と述べ、ガザ地区への攻撃を強化する方針を示しました。

ガザ地区からの映像では、日本時間の12日正午前、爆発音とともに複数の場所で黒い煙が立ち上がり、イスラエル軍による攻撃が行われているもようです。

現地メディアによりますと、イスラエル軍は今後、数日間にわたり地上部隊も投入して軍事作戦を展開する構えを見せており、緊張が高まっています。(NHK)

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