会見の様子

席上、ルマス首相は両国の新たな協力方向を提唱するとともにベトナムがベラルーシの乳製品や肉、農産物のベトナムへの輸出に関する問題を早期に解決し、許可するよう希望を表明しました。

一方、ベラルーシはベトナムにトラックやバス、トラクターなどを輸出するとともに、自動車産業で活動する両国の合弁企業に金融支援を提供する意向があると明らかにしました。

これに対して、ガン議長は両国の政治関係が良好に発展しているが、経済協力は両国の潜在力と政治関係に見合っていないとの見解を示しました。また、今後、両国は経済防衛協力を一層強化するため、法的枠組みを完備するとともに、新たな協力分野を模索し、締結した協定や政府合同委員会の合意書を精力的に実施する必要があるとしています。

さらにガン議長は両国が文化交流を頻繁に行い、科学技術協力を推進するとともに2016年～2020年期のベトナム科学技術アカデミーとベラルーシ国立科学アカデミーとの協力計画を効果的に実施していくよう希望を表明しました。ベラルーシ側はベトナムの大学との協力を強化する意向を示すとともに、両国を結ぶ直行便、あるいはベラルーシ経由便の就航を提案しました。

同日午後、ガン議長は在ベラルーシベトナム大使館の幹部やベトナム人コミュニティの代表らと懇親しました。