トランプ氏、4月12日目標撤回 月末まで行動制限延長

(VOVWORLD) - アメリカのトランプ大統領は29日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため全国民に呼びかけていた行動制限を4月末まで延長すると表明しました。

4月12日までに経済活動を一部再開させる青写真を描いていましたが、政権内の専門家から10万人規模の死者が出ると警告され、目標を掲げてからわずか5日後に撤回を迫られました。

現行の指針は10人超の集まりや外食などを全国民に自粛するよう求めています。3月30日が最終日だったが1カ月延ばします。

トランプ氏は死者数が「今後2週間でピークを迎える可能性がある」と述べ、3月24日に言及した復活祭(4月12日)までの経済再開が難しい現状を認めました。目標日を掲げたのは「単なる願望だった」と釈明しました。

トランプ氏は会見で「6月1日までに多くの素晴らしいことが起こるだろう」と"予告"しましたが、感染拡大のペースが緩む兆しはまだ見えません。アメリカのジョンズ・ホプキンス大によりますと、アメリカの感染者は14万人を超えて世界最多で、死者も約2500人とここ数日間で急速に増えています。

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