トルコ大統領 ロシアの仲介期待も強硬姿勢は崩さず

(VOVWORLD) -シリア北部では、トルコがクルド人勢力に対する軍事作戦を一時停止することでアメリカと合意したあとも一部で戦闘が続いています。こうした中、トルコのエルドアン大統領は、この地域で主導権を握るロシアのプーチン大統領の仲介に期待を示しました。
トルコ大統領 ロシアの仲介期待も強硬姿勢は崩さず - ảnh 1       (写真:THX/TTXVN)

トルコがシリア北部で進めてきたクルド人勢力に対する軍事作戦をめぐっては、トルコとアメリカが、17日、軍事作戦を5日間、停止することで合意しましたが、その後も一部で戦闘が続き、トルコとクルド人勢力が互いに相手が攻撃をやめていないと非難し合う事態となっています。

こうした中、アメリカがシリア北部から軍を撤退させたあと、トルコとクルド人勢力、それにシリアのアサド政権とそれぞれ関係を深めるロシアが仲介に乗り出し、プーチン大統領とトルコのエルドアン大統領が22日、ロシア南部のソチで会談する予定です。

これを前にエルドアン大統領は19日、「プーチン大統領との会談で打開策を見いださなければならない」と述べて、ロシアの仲介に期待を示しました。

一方で「打開策が見つからなければ引き続き作戦を実行する」と述べて強硬な姿勢を崩していません。

トルコはシリア領内の国境からおよそ30キロ圏からクルド人勢力を排除し、トルコが管理する「安全地帯」を設置することを目指していて、ロシアの仲介で事態の打開につながるのか依然として見通せない状況です。

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