アメリカ国務省のネッド・プライス報道官＝AFP/TTXVN

日本とアメリカ、韓国政府は、朝鮮民主主義人民共和国担当高官による会談を来週、ワシントンで開催する方向で調整に入りました。日本の岸田政権下で初めてとなる３か国の本格協議で、朝鮮民主主義人民共和国問題での連携を確認し、相次ぐミサイル発射を巡っても意見交換する見通しです。

日米関係筋によりますと、会談には外務省の船越健裕アジア大洋州局長、アメリカのソン・キム朝鮮民主主義人民共和国担当特使、韓国外交省の魯圭悳 （ノギュドク）朝鮮半島平和交渉本部長が参加する見込みです。３者による会談は９月１４日に東京で行われて以来となります。

アメリカ国務省のネッド・プライス報道官は１４日の記者会見で、朝鮮民主主義人民共和国と前提条件を付けずに直接対話を行う用意があるとの考えを改めて示し、「我々は北朝鮮に具体的な提案を行い、返答を待っている。その間、日韓や他のインド太平洋地域の国などの間で活発な外交活動を行う」と述べました。（読売新聞）