北朝鮮「衛星発射場で重大な実験 核戦争抑止力を強化」

(NHK) 北朝鮮の国防科学院は14日、談話を発表し、「昨夜、衛星発射場で重大な実験が行われた。成果は、わが国の核戦争抑止力を一層強化するために適用されるだろう」と明らかにしました。先週に続いて再びミサイルに関連した実験が行われたとみられ、アメリカへの挑発を強めています。

北朝鮮「衛星発射場で重大な実験 核戦争抑止力を強化」 - ảnh 1   7月31日に行われた北朝鮮のミサイル発射

           (写真:AFP/TTXVN)

北朝鮮の国防科学院の報道官は14日午後、国営の朝鮮中央通信を通じて談話を発表しました。

談話は、「きのう午後10時41分から48分までソヘ(西海)衛星発射場で再び重大な実験が行われた。国防科学の研究成果は、わが国の戦略的核戦争抑止力を一層強化するために適用されるだろう」としています。

「ソヘ衛星発射場」は北朝鮮北西部ピョンアン(平安)北道トンチャンリ(東倉里)にあり、過去、事実上の長距離弾道ミサイルの発射やミサイル用のエンジンの燃焼実験が行われています。

北朝鮮は、先週7日にも同じソヘ衛星発射場で「重大な実験を行った」としていて、実験の詳しい内容は明らかにしていませんが、13日夜も再びミサイルに関連した実験が行われたものとみられます。

北朝鮮は、アメリカとの非核化交渉をめぐって、一方的に年内という期限を設けて譲歩を迫っていますが、アメリカが応じないことから、先週の実験では使わなかった「核抑止力」ということばまで使って挑発を強めています。

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