十三支あるラフ族のお正月

(VOVWORLD) - 多民族国家であるベトナムでは、その民族によってお正月を楽しむ習慣が異なります。その中でも、少数民族ラフ族は独特なお正月を誇りにしており、今もなお、大切にしています。
十三支あるラフ族のお正月 - ảnh 1 ラフ族の女性たち

ラフ族の人口はわずか1万人ほどで、北西部ライチャウ省に集中的に居住しています。ラフ族は独特な暦を使っています。この暦は、十二支ではなく、十三支があります。ラフ族のお正月は、旧暦の12月の後半に行われますが、お正月を楽しむ日はそれぞれの家族次第です。その世帯主の年齢に良いとされる日にお正月を楽しむのが一般的ですが、世帯主の両親の命日にお正月を楽しんではいけません。ライチャウ省ムオンテ県タンビエン村に住むラフ族の一人ファン・フー・ロさんは次のように話しました。

(テープ)

「ラフ族のお正月は昔から伝わる伝説によるものです。数週間にわたってお正月を楽しむのは珍しくないです。例えば、今週にこの村でお正月を楽しみますが、翌週は隣の村へシフトして楽しむのです。ほかの村へお正月を楽しみに行くとき、贈り物を持っていきますが、帰るとき、その村の人たちから贈り物をもらうのです。これにより、各村の間の団結が強まるのですよ。」

お正月の準備として、村人は、お正月に必要な薪を森へ取りに行ったり、家とその周りを掃除したりします。また、衣服を洗濯する習慣もあります。洗濯された色とりどりの民族衣装が村のいたるところに干されている風景はもうすぐお正月がやってくる兆しです。先ほどのロさんは次のように話しました。

(テープ)

「お正月になると、どの家も楽しい雰囲気に包まれています。子どもからお年寄りまで皆お正月の準備を楽しむからです。お正月の1週間前から、家を掃除したり、衣服を洗濯したりします。その後、チマキをはじめ、お正月の料理を作ります。」

十三支あるラフ族のお正月 - ảnh 2 ラフ族の踊り

ラフ族のお正月に欠かせない料理の一つは丸いハムのようなチマキです。この料理を作った後、子どもたちに配る習慣があります。これは、新年にいつも食べ物が十分で、家族が豊かになるという希望が込められています。ベトナムのほとんどの民族は、お正月などに先祖に備えるいろいろな料理などを祭壇に置きますが、ラフ族は、祭壇ではなく、世帯主のベッドに、お供え物としてご飯を盛った茶碗を1つしか置きまません。

お正月に、ラフ族の各村は、歌を歌ったり、踊ったりするなど様々な文芸交流を行います。そのため、現地行政府は、この習慣を活用してラフ族の伝統文化の保存と開発に取り組んでいます。ムオンテ県パウ地区人民委員会のリ・フィ・ザ委員長は次のように語りました。

(テープ)

「私たちは、ラフ族の伝統文化の保存に特別な関心を寄せており、文芸イベントをよく行っています。特に、ラフ族のお正月には、各村の村長と話し合って、様々な文芸交流会を催します」

現在、ラフ族の生活はだんだん変化していますが、お正月を楽しむ習慣は依然として保たれています。

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