新型コロナワクチン接種の強化

(VOVWORLD) -新型コロナウイルス感染症の新たな感染者数が増えている背景の中で、ベトナム政府は、新型コロナのワクチンを十分に受け入れるための措置を急いでいます。同時に、各省庁、部門、地方は、ワクチン接種を積極的に行っています。
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新型コロナの感染者が多い地方の一つである北部バクニン省は、新型コロナ対策を厳守する一方、省内の工業団地で働く労働者、教育部門の幹部、教師、職員へのワクチン接種を加速しています。これまでに、同省は、労働者に60万回分のワクチン接種を実施しました。

バクニン省の予防接種担当者であるズオン・ザン・フン医師は次のように明らかにしました。

(テープ)

「工業団地にある各会社と連携して、一日およそ3000回分のワクチン接種を実施するように取り組んでいます。疫病感染対策を厳守すると同時に、ワクチン接種を実施する方針です。」

一方、東北部クアンニン省は、およそ1万7500人に対しアストラゼネカ社のワクチン接種を促すと同時に、6月中に、同省の国境警備部隊や優先対象者などに合わせて1万3420回分のワクチン接種を続けています。

他方、多くの労働者が勤務している企業は、労働者のためにワクチンを主体的に購入しています。ベトナム電子産業協会のド・トオイ・フォン代表は次のように明らかにしました。

(テープ)

「私たちは、7月~8月までの間に、出来るだけ早く、およそ100万回分のワクチンの購入と接種を申し出ています。労働者へのワクチン接種を加速することは、生産計画を確保すると共に、新型コロナ抑制と経済発展という政府の二重目標の遂行に貢献するからです。」

新型コロナウイルスのワクチン接種による集団免疫を獲得するためには、7500万人分に相当する1億5000万回分の新型コロナウイルスワクチンを調達する必要があります。これらのワクチンの調達にかかる費用は25兆ドン余り(約1200億円)と試算され、それらは国家予算、地方予算、機関・企業・個人などからの寄付金で賄う計画です。

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