討論会の開会あいさつで、ベトナムのレ・ホアイ・チュン外務大臣は、今回の討論会はASEANの協力プロセスにとって大きな意味を持つ節目であり、東南アジア地域の政党間で初めて会合と意見交換が行われるものだと述べました。

同大臣は、課題を乗り越え、結束と戦略的自立を維持するためには、ASEAN協力を国家、政府、議会のルートにとどめるのではなく、各国の政治的基盤である政党からも強化していく必要があると強調しました。そのうえで、政党間協力を通じてASEANを国民により近づけ、社会全体の力を結集していくべきだと提案しました。

討論会は3つのセッションで構成され、地域各国の政党代表、研究者、専門家らによるおよそ20件の発表と発言が行われました。

参加者からは、地域の政党が、平和で安定し、持続可能なASEANの未来に対して深い責任意識を共有しているとの意見が示されました。また、ASEAN共同体の構築に貢献するという共通の責任感と決意も表明されました。

各発言では、政策立案、地域協力の促進、統治経験の共有において、政党の役割がますます重要になっていることが再確認されました。これは、共通の課題に効果的に対応し、ASEANが新たな現実によりよく適応していくうえで不可欠だとされています。

また、第3回ASEAN未来フォーラムの一環として、同日午後、ハノイでASEAN都市首脳会議も開かれました。会議には地域各国の多くの都市指導者が出席し、スマートシティの発展、デジタル転換、グリーン成長の推進、そして新たな課題に対する都市の適応力と強靭性の向上に向けた方策について意見を交わしました。