(Vovworld)13日午前、ハノイで開催中の第13期ベトナム国会第3回会議では質疑応答が行われました。

資源環境省のグエン・ミン・クァン 大臣はこの質疑応答に臨んだ最初の閣僚です。クァン大臣は土地管理、環境保全、土地収用と収用補償、森林保護、伝統職業村の環境汚染の解決などの問題に関 し、質問に答弁しました。

クァン大臣は「政府は土地問題の解決を目指し、規定69号を公布した」と明らかにし、次のように語っています。

(テープ) Quang

「規定69号が公布されてからは、土地収用の補償や立ち退き作業は進歩を見せています。土地価格、補償、補助など、住民が取り上げた問題が基本的に 解決されたと思います。また、土地を収用された人の権利は以前と比べ、かなり改善されています。各地方は法律に従って、告訴や陳情の解決に力を尽くしてき たと言えます。さきごろ、政府は同問題に関する会議を行いました。今後、私たちは長い間、残されている告訴の解決に際し、政府にアドバイスします。」

クァン大臣はこのように語りました。

質疑応答に先立ち、国会常務委員会に属する国民請願委員会のグエン・ドク・ヒエン委員長は第2回会議に寄せられた有権者の提案の解決の監視結果に関する報告を読み上げました。午後の国会では、計画投資省のブイ・クァン・ビン大臣が質疑の答弁に臨みました。

13日午後の質疑応答で、計画投資省のブイ・クアン・ビン大臣は経済再構築案について次のように語っています。

(テープ)

「これは総合的な提案です。国会議員の意見を集約した後、政府は、各省庁と各地方に部分提案の作成を託します。当面、政府は、投資の再構築案、金融市場・証券市場の再構築案、及び国営企業の再編案などの部分提案を作成しました。」

このように語ったビン大臣は、公的投資、ODA政府開発援助、FDI外国直接投資の管理・使用における汚職防止について触れた際、「計画投資省は関 連各省庁と緊密に連携して、これらの資本を一層効果的に管理すると同時に、汚職防止と積極的に戦い、違反行為を厳粛に処罰する」と強調しました。

また、2012年の経済社会目標の達成について、ビン大臣は、はインフレの抑制、社会福祉の確保、合理的なGDP成長の維持は現在の最も優先課題である」と明らかにしました。