INTA、EVFTAおよびIPAを採決

(VOVWORLD) - これは、双方の関係にとって、大きな進展とみられています。

21日、INTA=欧州議会国際貿易委員会はEVFTA=ベトナムとEU=欧州連合との自由貿易協定およびIPA=投資保護協定を採決しました。

両協定は、EUとベトナム政府間で2015年12月2日に最終合意に達し、2019年6月30日に署名されていますが、発効にはEU、ベトナム双方の批准手続きが必要とされています。欧州産業界側は、ベトナムを人口1億に迫る有望な新興市場とみており、同FTAを通じて、EU企業にとって、関税撤廃などにより大きなビジネスチャンスにつながると期待感が強いです。

東南アジア諸国との強力な結び付きを持つベトナムとのパートナーシップ・協力への期待に加え、同FTAには強力な貿易と持続可能性章が盛り込まれており、社会基準・環境基準などについて、EU側、ベトナム側双方が緊密な準拠を担保する内容であることを評価しています。

また、欧州産業界は、同FTAにはILOが定める「結社(労働組合結成)の自由」「児童労働の撤廃」などを含む中核的労働基準が含まれており、この点を留意したベトナム政府の取り組みについても評価しています。

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