NZ アーダーン首相が辞意表明 生活費高騰で支持率低迷

(VOVWORLD) - ニュージーランドのアーダーン首相がことし10月に行われる議会選挙に立候補せず、2月上旬までに首相を辞任する意向を表明しました。2018年には出産し、現役の首相では世界で初めて産休を取得して注目を集めていました。
NZ アーダーン首相が辞意表明 生活費高騰で支持率低迷 - ảnh 1ニュージーランドのアーダーン首相=ロイター

アーダーン首相は19日、記者会見し、「首相という仕事は力が満タンでなければ続けるべきではない。私も人間だ」と述べ、疲れをにじませました。

アーダーン首相は、現在2期目で、2017年の議会選挙で労働党の党首として政権交代を実現させ、37歳で首相に就任しました。

また新型コロナ対策では、早い段階から水際対策や外出制限などの措置に踏み切るとともに、外出制限の期間中にはSNSのライブ配信で国民からの質問に直接答え、人気を集めていました。

しかし最近は生活費の高騰などで支持率が低迷し、地元メディアによりますと去年11月の労働党の支持率は33%と、最大野党・国民党を5ポイント下回り、「首相にふさわしい人物」としてのアーダーン首相の支持率も29%と、いずれも政権交代以降、最も低くなっていました。(NHK)

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