アフガニスタンで過去半年に1659人の民間人が戦争により死亡

(VOVWORLD) - UNAMA国連アフガニスタン支援ミッション事務局が、アフガニスタンで過去半年に戦闘や紛争で殺された民間人の数が1659人になったと発表しました。

国連事務総長のアフガニスタン問題特使であるDeborah Lyons氏は、民間人の死亡者数の増加に鑑み、同国での戦闘や紛争の終結を求めました。

UNAMA事務局は、アフガニスタンの危機を解決する道は話し合いだとしました。

アフガニスタンの反政府組織タリバンは、アメリカ軍を含む多国籍軍が撤退を宣言してからのこの2ヶ月間に各地への攻撃を拡大し、これまでに国土の広い地域を掌握しています。

アメリカとその同盟国は、2001年にテロとの戦いと安全保障の提供を口実にアフガニスタンに侵攻しましたが、この占領はかえって、戦争、紛争、アフガンの経済インフラの破壊をもたらし、情勢不安やテロを増大させた形となりました。

アメリカ軍がアフガンからすごすごと撤退する中、約20年間にわたるアメリカ軍のアフガン駐留により、数万人もの抑圧された人々の殺害、インフラの破壊、麻薬生産の増加という負の遺産だけが残されています。

アメリカは、数回にわたる約束違反のあと、2021年9月11日までにアフガニスタンから軍隊を撤退させることを発表しました。(ParsToday)

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