アフガン前政権任命の国連大使、一般討論演説を見送り「重要な国々と相談して決めた」

(VOVWORLD) - アフガニスタンのグラム・イサクザイ国連大使は、27日に予定していた国連総会の一般討論演説を見送りました。アフガンの国連代表部はツイッターで「(国連での)代表権を守るため、重要な国々と相談した上で決めた」と説明しました。
アフガン前政権任命の国連大使、一般討論演説を見送り「重要な国々と相談して決めた」 - ảnh 1アメリカ・ニューヨークで行われる第76回国連総会=THX/TTXVN

イサクザイ氏は、イスラム主義勢力タリバンが倒した前政権に任命されました。タリバンは新たな国連大使を任命し、暫定政権のアミールハーン・ムタキ外相に演説させるよう求めていました。

国連総会は今後開く信任状委員会の議論を踏まえ、どちらがアフガンの代表かを決めます。それまではイサクザイ氏が職務を続けることができます。

タリバンと近いパキスタンは、イサクザイ氏について「何を代表しているのか」と批判しています。国連外交筋は、「イサクザイ氏は批判が強まらないよう、演説しないほうが得策と判断したのではないか」との見方を示しました。(読売新聞)

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