アフガニスタン東部パクティカ州で22日、地震の負傷者を運び出す人々＝Bakhtar News Agency/TTXVN

アフガニスタン東部で21日に発生したマグニチュード（M）5.9の地震で、防災当局は22日、死者が少なくとも920人、負傷者も600人に上っていると明らかにしました。

パクティカ州などパキスタン国境に接する山岳地帯を中心に被害が出ています。倒壊した建物のがれきをかき分けて救助活動が続いており、死者数はさらに増える恐れがあります。

アフガンでは、ユーラシアプレートとインドプレートの境界近くに位置するヒンズークシ山脈を中心に、地震が頻発しています。

同国はすでに深刻な人道危機に見舞われており、イスラム主義組織タリバンの政権掌握で、事態はさらに悪化しています。

人道支援団体やUN＝国連は、この危機に対応するには、今年だけでも数千億円が必要になるとみています。（AFP通信）