アメリカ大統領選 両候補 基盤とする支持層への訴えを強化
(VOVWORLD) - 来週のアメリカ大統領選挙を前に、トランプ大統領は白人労働者の多い激戦州で相次いで集会を開き、労働者重視の姿勢を強調した一方、民主党のバイデン氏は黒人有権者の多い都市で人種差別の解消に努めると訴え、それぞれが基盤とする支持層への訴えを強めています。
(写真:AF) |
来週のアメリカ大統領選挙を前に、トランプ大統領は白人労働者の多い激戦州で相次いで集会を開き、労働者重視の姿勢を強調した一方、民主党のバイデン氏は黒人有権者の多い都市で人種差別の解消に努めると訴え、それぞれが基盤とする支持層への訴えを強めています。
これに対しバイデン氏は、黒人有権者の多い南部ジョージア州最大の都市、アトランタで集会を開き「トランプ大統領は構造的な人種差別を問題と考えず、黒人の命も重要だと言わない。私なら意見が異なる人でも耳を傾ける」と述べ、人種差別の解消に努めると訴えました。
ジョージア州は共和党の地盤ですが、今回は両候補の支持率がきっ抗していて、バイデン氏としては支持基盤とする黒人の有権者層の支持を固めたいねらいがあるとみられます。
今回の選挙では期日前投票の数が27日の時点で、前回選挙での投票総数の5割にあたる7000万人にのぼっていて、両候補はそれぞれが基盤とする支持層への訴えを強めています。(NHK)