イラン外相、「アフガン国民の苦痛の責任者は米」

(VOVWORLD) - アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、「我々は、過去20年間にわたるアフガニスタン国民の痛みと苦しみの責任がアメリカにあると考える」と語りました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相は27日水曜、アフガン近隣諸国およびロシアによる第2回外相級会合の記者会見で、「わが国は、アフガンでの包括的政府の結成構想を支持する」と述べています。

また、「イランはさらに、アフガンでの治安と安定の強化に向けて、アフガンの全ての関係勢力の見解を接近させることや、対話という道を引き続き歩んでいく。だが、同国の現支配勢力であるタリバンが現在、1つの現実という形でアフガン統治代表を構成しており、同時に我々は彼らを包括的政権の結成という最終的な目標達成へと激励すべきだ、ということを受け入れねばならない」としました。

続けて、対アフガン制裁の解除や国際機関の支援に関するそのほかの質疑に回答し、「アフガンでは寒さの厳しい時期に入っていること、そして同国の混乱した経済が社会的混乱や同国の治安・安定のかく乱を招き、また同国で日々の食物にも事欠く人々や若者がテロ組織に勧誘される可能性があることに注目し、近隣諸国および国際社会、さらには国連や地域的機関がアフガンへの人道支援提供に向け動員される必要がある」と語っています。(ParsToday)

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