イラン当局、ウクライナ機へのミサイル2発の発射認める
(VOVWORLD) -イランでウクライナの旅客機が撃墜されたことをめぐり、イランの民間航空当局は20日夜、ミサイル2発が同機に向けて発射されていたことを認めました。ウェブサイト上に掲載した予備報告で明らかにしました。
同当局は「調査官らが、トールM1ミサイル2基が同機に向かって発射されたことを突き止めた」と述べました。
今回の発表は、機体に向けて2発の飛翔(ひしょう)体が発射される様子が映っている動画など、アメリカの新聞「ニューヨーク・タイムズ」が報じた内容を認めるものです。
トールM1は、航空機や巡航ミサイルを撃墜するために旧ソ連が開発した短距離地対空ミサイルです。
ウクライナ国際航空のボーイング737型機は今月8日、イランの首都テヘランのイマム・ホメイニ空港から離陸して間もなく墜落。乗客乗員176人が死亡しました。