インド首都で車爆発 当局がテロの可能性を含め捜査 少なくとも8人死亡
(VOVWORLD) - 警察によりますと、現地時間午後7時前、交差点にゆっくりと近づいた乗用車が赤信号で停止した後に爆発し、周囲にいた複数の車両も損傷したということです。
インドのデリー首都圏にある世界遺産「ラール・キラー(赤い城)」近くで10日午後、乗用車が爆発し、少なくとも8人が死亡、20人が負傷しました。警察当局は11日、テロとの関連を含めて捜査を進めていると明らかにしました。
捜査は、テロ活動の取り締まりを目的とした「違法活動(防止)法」に基づいて行われているということです。シャー内相は10日、現場周辺に設置されたすべての監視カメラの映像を分析中であり、治安当局が近く結論を出す見通しであると述べました。
警察によりますと、現地時間午後7時前、交差点にゆっくりと近づいた乗用車が赤信号で停止した後に爆発し、周囲にいた複数の車両も損傷したということです。
現場は市場や観光客でにぎわうエリアで、現在は交通規制が敷かれ、科学捜査の専門チームが調査を行っています。死亡したとみられる車の乗員については、現時点で身元が確認されていません。
モディ首相は11日午前、予定どおり訪問先のブータンに向けて出発しました。4月にはジャンムー・カシミール地方でヒンドゥー教徒の観光客が襲撃され、26人が死亡する事件が発生しており、このときモディ首相はサウジアラビア訪問を切り上げて帰国していました。(ロイター)