ウクライナEU加盟候補認定、ロシア封じ込めの動き=ロ外務省報道官

(VOVWORLD) - ロシアのプーチン大統領は今月17日、ウクライナのEU加盟について「EUは軍事同盟ではない。経済連合に加入するのは全ての国が持つ権利だ」とし、「全く反対していない」と述べていました。

ロシア外務省のザハロワ報道官は24日、EU=欧州連合の首脳がウクライナとモルドバを「加盟候補国」として正式に認定する方針で合意したことについて、旧ソ連諸国で構成する独立国家共同体(CIS)の勢力圏を侵食し、ロシアを封じ込めようとする動きとして非難しました。

ザハロワ報道官は、ウクライナとモルドバを加盟候補国とすることで、EUはロシアを「封じ込める」ために地政学的にCISを利用しようとしていると指摘しました。「無制限の拡大と近隣諸国の政治・経済的な奴隷化」のために、自らの民主主義の理想を犠牲にしていると述べました。

EU首脳会議は23日、旧ソ連のウクライナとモルドバを「加盟候補国」として正式に認定する方針で合意しました。ジョージアについては、欧州委が提示した条件を満たせば候補国にする方針を示しました。

ロシアのプーチン大統領は今月17日、ウクライナのEU加盟について「EUは軍事同盟ではない。経済連合に加入するのは全ての国が持つ権利だ」とし、「全く反対していない」と述べていました。(ロイター)

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