ウズベキスタン大統領がカラカルパクスタンで非常事態を宣言

(VOVWORLD) -中央アジア・ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領は2日、北西部カラカルパクスタン自治共和国の自治権を縮小する憲法改正案の条項を取り下げると発表しました。市民の抗議デモを受けた措置となています。
地元当局によりますと、1日に自治共和国で行われた少数民族カラカルパク人らによる抗議デモでは、一部のデモ隊が首都ヌクスの政府の建物を襲撃しようとしたため、警察が解散させました。ミルジヨエフ氏はその後「市民の安全の確保のため」などとして自治共和国に1カ月の非常事態宣言を発令しました。
現行憲法では、カラカルパクスタンはウズベク内の主権共和国とされ、住民投票によって独立する権利を有します。これに対し、ミルジヨエフ氏が提案した改憲案はカラカルパクスタンの主権や分離独立する権利に言及していなかったということです。(時事通信)

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