シリア政権軍、反体制派の拠点アレッポの大部分を制圧

(VOVWORLD) -シリアのアサド政権軍は16日、反体制派の拠点である同国北西部アレッポ県に進攻し、その大部分を制圧しました。国営メディアが伝えました。
シリア政権軍、反体制派の拠点アレッポの大部分を制圧 - ảnh 1       (写真:THX/ TTXVN)

シリア北西部での緊張激化を受け、トルコとロシアは17日に協議を開く見通しです。

シリアの反体制派を支援するトルコは、アサド政権軍の北西部イドリブ県での攻撃で過去2週間に自国の兵士13人が殺害されたことに憤慨し、同政権軍を支援するロシアに攻撃を停止するよう要請しました。月末までに政権軍がイドリブなどから撤退しなければ、軍事力を行使して政権軍を追い払うと警告しています。

ロシア軍の戦闘機は16日にアレッポで激しい空爆を実施しました。アレッポの都市アナダンはその後、イランを後ろ盾とする民兵組織の支援を受けているシリア軍部隊によって制圧されました。反体制派軍の関係筋によりますと、反体制派の兵士らは同地域から撤退しました。

人権団体「シリア人権監視団」(英国)の幹部、ラミ・アブドルラーマン氏は「アサド政権軍は、これまで8年間、1つの村さえも制圧できなかった地域をたった1日で掌握した」と指摘しました。政権軍は同地域で急速に軍を前進させていると述べました。

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