「ダボス会議」に先立ちオンライン会合 コロナ対策など議論

(VOVWORLD) -ことしの夏に延期された「ダボス会議」に先立ち、世界の政財界のリーダーが新型コロナ対策などを議論するオンラインの会合が始まりました。
「ダボス会議」に先立ちオンライン会合 コロナ対策など議論 - ảnh 1(写真:AFP/TTXVN)

初日に演説した中国の習近平国家主席は、新型コロナ対策としてアフリカ諸国などに新たにワクチンを提供すると表明しました。

「ダボス会議」として知られる世界経済フォーラムの年次総会は、毎年1月にスイスで開かれていますが、新型コロナの感染拡大の影響で中止された去年に続いて、ことしも夏に延期となりました。

17日は、ダボス会議に先立つオンライン会合が始まり、中国の習主席は新型コロナ対策として新たに、アフリカ諸国に10億回分、東南アジア諸国に1億5000万回分のワクチンを提供すると表明しました。

また、インドのモディ首相は「インドは世界で3番目の医薬品生産国だ」と述べ、これまでに90以上の国々に自国で生産した新型コロナウイルスのワクチンを供給した実績をアピールしました。

世界経済フォーラムは、今月、ワクチン接種の不平等が世界の経済格差を一段と広げ、社会の分断や地域の緊張を高めるリスクがあるとする報告書を公表しています。

会合は新型コロナ対策や気候変動といった世界的な課題をテーマとして21日まで開かれ、岸田総理大臣や先月就任したばかりのドイツのショルツ首相も演説する予定です。(NHK)

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