（写真：Lâm Khánh/TTXVN）

カンボジアのフンセン首相の招きに応じて、ファム・ミン・チン首相は25日と26日の両日、オンライン方式で開催されたASEM=アジア欧州会合第13回首脳会議に参加しました。

今回の会議は、フンセン首相による議長の下、「共通の成長のための多国間主義の強化」をテーマに開催され、25日は「多国間主義促進におけるASEMの役割」について、26日は「新型コロナからの社会経済復興と開発」、及び、「ASEMの課題、地域・国際情勢」について議論が行われました。また、首脳会合の成果文書として、「議長声明」、「新型コロナ後の社会経済復興に関するプノンペン声明」、「ASEM連結性の今後の道筋」が取りまとめられました。

席上、発言に立ったチン首相は、新型コロナウイルス感染症や、気候変動、天然資源の枯渇、人口高齢化、サイバーセキュリティなど全世界の試練を取り上げたうえで、アジアと欧州諸国間の協力を強化するための4つの措置を提案しました。

1つ目は各国が団結を深化させること。2つ目は新型コロナウイルスのワクチンと治療薬の開発生産を促進し公平に配分すること。3つ目は先進国が発展途上国への支援を強化すること。4つ目はデジタル化と人材育成を促進していくことです。チン首相のこれらの提案は各国の首脳らから好評を得ています。