ドゥジャリク国連事務総長報道官、紛争で立ち往生するアフガン人数万人への懸念を表明

(VOVWORLD) - 国連はアフガニスタン南部にあるラシュカルガーで数万人が紛争の中で立ち往生していることへの深い遺憾を表明しました。

ステファン・ドゥジャリク国連事務総長報道官は日次記者会見で、タリバンの軍事侵攻後にアフガニスタンで高まる暴力事件を懸念していると語りました。

ヘルマンド州とカンダハール州で民間人の犠牲が増加し、病院を含めたインフラが被害を受けていると明かしたドゥジャリク報道官は、アフガニスタン南部にあるラシュカルガーで数万人が紛争の中で立ち往生していることへの深い遺憾を表明しました。

ドゥジャリク報道官は、今年(2021年)初めから36万人、2012年からは約500万人がアフガニスタンで国内避難民になったと指摘しました。

アフガニスタンの当事者に民間人や民間のインフラを保護するよう呼びかけたドゥジャリク報道官は、国際社会にもアフガニスタンに対して130億ドル(日本円で約1兆4255億円)の支援を訴えました。

アフガニスタンでは和平プロセスが依然として不透明なままであり、治安部隊とタリバン間の激しい武力衝突が続いています。(TRT)

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