（写真：AFP/TTXVN）

アメリカのトランプ大統領は、24日から２日間の日程で、大統領就任後、初めてインドを訪問し、西部グジャラート州にある11万人を収容できる巨大なスタジアムで演説を行うほか、首都ニューデリーでモディ首相と会談する予定です。

インドとの間に多額の貿易赤字を抱えるアメリカは、インド市場が閉鎖的だなどとして、輸出品への関税を低くして優遇する対象国から外し、インドも報復として関税を上乗せしていて、首脳会談では貿易問題が重要な議題になるとみられます。
トランプ大統領は、訪問にあたって「合意は可能だが大きな取り引きはあとにとっておく。大統領選挙の前になるか分からないが大きな合意をする」と述べたのに対し、インド外務省の報道官も「多くの市民に影響を与える複雑な問題で、合意を急いでいない」と述べるなど、依然として立場に隔たりがあるとみられます。
また、両首脳は海洋進出を加速させる中国を念頭に、安全保障面での連携強化についても話し合うとみられ、安全保障や貿易をめぐってどのような合意ができるのか注目されています。