バイデン大統領 ウクライナに軍事支援の方針 総額1兆円超

(VOVWORLD) -アメリカのバイデン大統領はウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、ウクライナが戦地で優位に立つことが戦争の終結に不可欠だとして、新たな軍事支援を行う方針を伝えました。支援の総額はおよそ80億ドル、日本円にして1兆1000億円相当に上るということです。
アメリカのバイデン大統領は26日、アメリカを訪れているウクライナのゼレンスキー大統領とホワイトハウスで会談しました。

この中でバイデン大統領は「ロシアは戦争に勝てず、ウクライナが勝つ。われわれはウクライナ側に立ち続ける」と述べました。

そしてウクライナが戦地で優位に立つことが、戦争の終結に不可欠だとして、新たな軍事支援を行う方針を伝えました。
ホワイトハウスによりますと、支援の総額はおよそ80億ドル、日本円にして1兆1000億円相当に上り、長距離攻撃能力の強化に向けて射程の長いミサイルの供与や、防空システム「パトリオット」の追加供与などを行うということです。

また、欧米などの各国が、ウクライナ支援を協議する首脳級の会合を10月、ドイツで開くとしています。

会談でゼレンスキー大統領は、アメリカの支援に謝意を示した上で、戦争を終結させるためとして、ウクライナが作成している「勝利計画」について、「どのように計画を強化し、確実に実行していくのか、詳細を協議したい」と述べました。

さらにゼレンスキー大統領は、ハリス副大統領とも会談しました。ハリス氏は「ウクライナの人々への支持は揺るぎないものだ」と述べ、ゼレンスキー大統領はハリス氏にも「勝利計画」の詳細を説明する考えを示しました。(NHK)

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