バン元大使、ベトナム・アメリカ関係を評価

(VOVWORLD) - 現在の両国関係を25年前と比べる際、バン元大使は、「雲泥の差がある」という言葉を使いました。
バン元大使、ベトナム・アメリカ関係を評価  - ảnh 1         (写真:外務省)

ベトナムの優れた外交官レ・バン・バン氏は、9年連続で、アメリカ駐在ベトナム大使館に勤務し、連絡事務所長や、臨時代理大使、1995∼2000年期の駐米特命全権大使、外務次官などを歴任しました。バン氏はベトナムとアメリカとの関係正常化に関する交渉プロセスの目撃者です。

両国の国交樹立25周年を迎えるにあたり、バン元大使はVOV=ベトナムの声放送局のインタビューに答え、両国関係を高く評価しました。

バン氏によりますと、1986年、ベトナムはドイモイ=刷新事業を開始し、国際社会への参入を進め始めましたが、当時のベトナムに対するアメリカの制裁措置は大きな障壁とみられました。国際社会に参入するために、その障壁の撤廃は重要な前提となりました。

そして、ベトナムは様々な措置で、その障壁を乗り越えることができたとしています。現在の両国関係を25年前と比べる際、バン元大使は、「雲泥の差がある」という言葉を使いました。両国間の貿易額が1994年におよそ4億ドルしかありませんでしたが、2019年に130倍増となったおよそ700億ドルに達していることはその証とみられています。

特に、両国の指導部と国民との間の信頼は迅速に高まっていますが、それはあらゆる分野での両国関係の実質的深化・拡大の重要な土台となっています。バン元大使は、「この25年間に収められてきた成果により、両国関係は今後も、大きく発展していく」との確信を表明しました。

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