ファイザーのワクチン生産目標下げ、供給網の課題が理由=WSJ

(VOVWORLD) - 米ファイザーが新型コロナウイルスワクチンの年内の生産目標を引き下げた背景には供給網を巡る課題があったことが明らかになりました。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が3日報じました。

ファイザーはここ数週間に、年内のコロナワクチン生産は5000万回投与分になるとの見通しを示しました。従来は1億回分の生産を目指していました。同社のワクチンは2回の投与が必要なため、5000万回の投与は2500万人分となります。

同社の広報担当はWSJに対し、「原料の供給網を拡充するのに予想よりも時間がかかった」と明らかにしました。また、臨床試験の結果が想定よりも遅く出たことも生産見通しを引き下げた理由だとしました。

同紙によりますと、ファイザーのワクチン開発に直接関わる関係者は調達した原料の「初期の数回分が基準を満たさなかった」ため、生産の遅れにつながったと述べました。(ロイター)

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