歓迎式の直後、フック国家主席とカネル第一書記兼国家評議会議長は会談に臨みました。会談後、両国の指導者は両国の各部門、企業との協力文書の調印式に立ち会いました。

これより前の19日、ハバナで、フック国家主席はキューバのマヌエル・マレロ首相と会見を行いました。会見で、フック主席は両国の政府がすでに調印した合意書、現行の協力体制、中でも、両国間の政府合同委員会の活動を効果的に実施するため緊密に協力し、両国関係の発展に貢献し、経済、貿易、投資分野における協力を政治面での関係に劣らないものにするよう希望を表明しました。

また、フック国家主席はキューバに対し、新型コロナウイルス・ワクチンの生産技術をベトナムに移転するよう提案すると共に、マヌエル・マレロ首相がベトナム訪問するよう招きました。

一方、マヌエル・マレロ首相はフック国家主席の今回のキューバ訪問の特別な意義を高く評価すると共に、この訪問はキューバとの特別な伝統的友好関係の絶え間ない強化に対するベトナム共産党、政府、国民の深い関心を示していると明らかにしました。

会見で、双方は地域と世界情勢が複雑に推移している背景の中でも、両国間の関係が絶え間なく強化されていることに喜びの意を表明すると共に、今後も、双方が高級レベルの対話、オンライン形式による協力体制の維持、新型コロナ対応で互いに支援しあうことで一致しました。

同日、フック主席はキューバの人民権力全国会議のエステバン・ラソ・エルナンデス議長と会見を行うと共に、ハバナにある革命広場に置かれるホセ・マルティの像、及び、平和公園に置かれるホーチミン主席の像に花輪を捧げました。