フック国家主席、国連の海面上昇の影響に関するデータベース設立を提案

(VOVWORLD) - フック国家主席は、「気候変動は全世界の平和・発展・繁栄・安全保障を脅かしており、紛争や、政治不安定などにつながる」との深い懸念を表明しました。
フック国家主席、国連の海面上昇の影響に関するデータベース設立を提案 - ảnh 1   グエン・スアン・フック国家主席=VOV

ベトナム時間の23日夜、グエン・スアン・フック国家主席は国連安全保障理事会の輪番議長国を務めるアイルランドのマイケル・D・ヒギンズ大統領の招きに応じて、気候変動が世界の安全保障に及ぼす影響について話し合う首脳や外相による会合、いわゆる気候安全保障会合に参加し、演説を行いました。

演説の中で、フック国家主席は、「気候変動は全世界の平和・発展・繁栄・安全保障を脅かしており、紛争や、政治不安定などにつながる」との深い懸念を表明しました。その対応策として、フック国家主席は次のように提案しました。

(テープ)

「第1、安保理は気候安全保障に関わるリスクを予報・評定するメカニズムを設ける必要があります。これは全世界規模の対応政策を制定することに基礎を作り出します。第2、社会的弱者をはじめ国民の利益をあらゆる政策の中心に置く必要があります。これは、安全保障・発展・人道間の密接な関係を調和して処理することに貢献します。」

この機に、フック主席は、気候変動への対応や、グリーン経済開発、持続可能な発展、温室効果ガスの削減などに関するベトナムの公約と決意を再確認するとともに、「ベトナムは気候変動に関わる試練に対応するためのあらゆる努力も支持してゆく」と強調しました。

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