プーチン大統領 大規模集会で結束呼びかけ あすで侵攻から1年

(VOVWORLD) - ロシアがウクライナへの軍事侵攻を始めてから24日で1年となります。プーチン大統領が首都モスクワで開かれた大規模な集会で国民に結束を呼びかけた一方、ウクライナ側は徹底抗戦する構えです。
プーチン大統領 大規模集会で結束呼びかけ あすで侵攻から1年 - ảnh 1(写真:Rianovosti)

ロシア側はウクライナ東部のドネツク州で支配地域を拡大しようと攻撃を強め、ウクライナ側の抵抗が続いています。

ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、ドネツク州でウクライナ側が拠点とするバフムトやリマンなどが激しい攻撃にさらされているとしたうえで「強い圧力がかかっているにもかかわらずわれわれは前線を維持している」と述べ、徹底抗戦する構えを改めて示しました。
また南部のへルソン州でも連日、ロシア側の砲撃が続き、地元の知事によりますと22日には市民2人が死亡したということです。
ロシアでは2月23日は「祖国防衛の日」と呼ばれる軍人をたたえる祝日で、プーチン大統領は22日、モスクワのスタジアムで開かれた大規模な集会で演説しました。
ロシアメディアが20万人規模だとする集会で、プーチン大統領は「最も大切なのは家族と祖国を守ることだ。ロシアの歴史的な境界線でわれわれのために戦闘が行われている」と述べ、軍事侵攻に参加している兵士らをたたえました。
そのうえで「われわれが結束すれば、かなう者などいない」と国民に結束を呼びかけました。
また集会の前には、中国で外交を統括する王毅政治局委員と会談し「習近平国家主席が、ロシアを訪問するのを待っている」と述べ、ロシアでの首脳会談の開催に意欲を示しました。
プーチン大統領としては、対立を深める欧米に対抗するためにも中国との関係強化をいっそう図りたい考えです。(NHK)

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