ベトナム 世界の大手の目的地となる

(VOVWORLD) - ベトナムは世界の大手企業の目的地となっています。これは、エコノミストらや、各国のマスメディアが出している分析です。
ベトナム 世界の大手の目的地となる - ảnh 1ホーチミン市第9区にあるハイテク工業団地=Quang Nhựt - TTXVN

北京に本部を置くコンサルティング会社「アジア・ウェーポイント(Asia Waypoint)」の専門家ヘンリック・ボーク(Henrik Bork)氏によりますと、ルクスシェア・プレシジョン・インダストリーや、ゴアテック(Goertek)などハイテク分野に携わる中国の多くの大手企業はベトナムへの生産拠点の移転を進めています。また、アップル社向けにiPhoneを組み立てている台湾のペガトロン社もベトナムへの進出計画を展開しているとしています。

そして、日経の英字メディア日経アジア(Nikkei Asia)(以下「日経」)報道によりますと、アップルはiPadの生産を部分的にベトナムに移すことを検討していると報じられていました。ドイツ国営の国際放送ドイチェ・ヴェレは、韓国のサムスンがベトナムに総額9億2千万ドルの追加投資を投げる計画があると報じ、電子分野に携わる世界の多くの企業がベトナムへの進出を強化していると強調しました。

専門家によりますと、その理由は、中国に大規模な生産拠点を持つAppleのサプライヤーは、アメリカと中国の間の緊張が高まった後、東南アジアへの生産能力のシフトを検討しているとのことです。アメリカのバイデン政権はサプライチェーンの多様化を加速させており、その中で、ベトナムを最も重要な拠点としています。また、ベトナムは、安い人件費や、若い労働力、多くの国とFTA自由貿易協定を締結していることなどの有利な環境に恵まれているとしています。

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