(VOVWORLD) - WMO世界気象機関は、1950年3月23日に世界気象機関条約が発効したことを記念し、毎年3月23日を「世界気象デー」として、気象業務への国際的な理解促進を目的にキャンペーンを行っています。
今年のテーマは、「海洋と私たちの気候・天気」です。これは、国連の「持続可能な開発のための海洋科学の10年」(2021年~2030年)の開始を記念して選ばれました。海洋は、人間活動によって排出された二酸化炭素の約3割を吸収するとともに大量の熱を蓄えます。このため、気候変動や台風・豪雨等を含む日々の天気を監視・予測するうえで海洋の状況を把握することが重要です。
ベトナムは気候変動による最も大きな影響を受ける国の一つなので、世界気象機関の諸活動に積極的に参加することを通じて気候変動に対応しています。その中で、ベトナムは、世界気象機関が展開している「東南アジア地域の自然災害予報」と「東南アジア地域の鉄砲水警戒システム構築」という2つのプロジェクトで活躍しています。また、ベトナムは、アジア気象協会の諸活動に積極的にも参加し、アジアの国々と気象分野での協力を拡大しています。