ベトナムのブイ・タイン・ソン外務大臣＝TTXVN

席上、ソン大臣は、「ベトナムは常にEUとの関係を重視し、相互関係を深化させていきたい意向がある」と再確認しました。

両氏は、高級訪問団の往来強化や、既存の協力体制の効果向上、多国間フォーラムでの連携促進、ASEAN・EU関係拡大、エネルギーや、気候変動への対応、デジタル経済、インフラ整備などの分野での協力深化などの点で一致しました。

EU側は、「ベトナムの水産物に適用するIUU＝違法・無報告・無規制漁業の警告（いわゆるイエローカード）の早期解除を検討中であり、加盟国がEVIPA＝EU・ベトナム投資保護協定を早期に批准するよう働きかけている」と明らかにしました。

ソン氏とボレル氏はウクライナ情勢を含む国際問題についても意見交換をしました。ソン大臣は、「あらゆる紛争も国連憲章や、国際法に従って平和的措置で解決し、一般市民と必要不可欠な民間施設を保護し、人道活動を優先する必要がある」という自国の終始一貫した立場を再確認しました。

同日、ソン大臣はハンガリーのシーヤールトー・ペーテル外務貿易大臣とも電話会談を行い、両国関係強化策などについて話し合いました。両氏は、両国の潜在力を徹底的に活用し、協力関係の質の向上や、第10回ベトナム・ハンガリー経済連携合同委員会会議の準備作業などに力を入れることに合意しました。