「ベトナム人の遺伝子」研究結果を公表

(VOVWORLD) -2日、ハノイで、ベトナム科学技術アカデミーは、科学シンポジウムを開催し、ベトナム人の遺伝子の研究結果を公表しました。
「ベトナム人の遺伝子」研究結果を公表 - ảnh 1      ハイ会長=dangcongsan.vn

これに基づき、ベトナム科学技術アカデミーの遺伝子系図研究所の科学者らは、先進的な遺伝子解析技術を利用して、17民族600人以上の固体を対象して、ミトコンドリアDNAの解析を行いました。その解析結果は、ベトナム人独特の111種類の新しい遺伝子を発見した他、各民族間の遺伝的多様性が高いということを示しました。その一方で、科学者らは、遺伝子を解析することで、心臓病や癌、知的発達障害、自閉症などの病気の確定診断や、治療効果の判定などを行うことになります。

遺伝子系図研究所・科学評議会のノン・バン・ハイ会長は次のように明らかにしました。

(テープ) 

「ベトナム科学技術アカデミーは、キン族と幾つかの少数民族を対象に複数遺伝子の変異を研究してきました。特に、遺伝病や、癌、知的障害、男性不妊などに関わる遺伝子変異を研究しました。それを通して、ベトナム人における遺伝子変異の出現頻度を世界各国と比較した上で、病気の確定診断や、治療効果の判定などを行うことになります。」

特に、科学者らは、メープルシロップ尿症や、知的発達の面で遅れのある患者の新規突然変異を発見しました。将来的には、ベトナム人の遺伝子研究結果は、身元不明戦没者遺骨DNA鑑定、難病、珍しい病気、遺伝病などの治療に適用されることになります。

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