20日、ニューヨークの国連本部で、ベトナムが（UNCITRAL）国連国際商事法委員会の次期メンバーに再選されました。183か国による投票で175票を獲得し、2025年～2031年の任期を確保しました。これは、現在の2019年～2025年の任期に続く2度目の当選となり、ベトナムの国際的な法的影響力を示す重要な出来事です。

今後5年間、ベトナムは国際商事法の形成において重要な役割を担います。モデル法の策定、商事紛争解決のガイドライン作成、投資家と国家間の紛争解決メカニズムの構築、新興の商取引方法に関する規制ルールの検討など、幅広い分野で積極的に関与します。これらの取り組みは、ベトナムの国家的利益を守りながら、国際社会、特に発展途上国の共通の利益に配慮したものとなります。

1996年に設立されたUNCITRALは、国際商事法の調和と統一化を推進する国連の専門機関です。この委員会は、グローバルな商取引における法的枠組みの標準化に不可欠な役割を果たしています。