メルケル氏に総立ちで別れ 在任16年「欧州の羅針盤」―EU首脳
(VOVWORLD) -ブリュッセルで開かれた欧州連合(EU)首脳会議で22日、退任を控えたドイツのメルケル首相を他の首脳らが総立ちの拍手でたたえる場面がありました。
ブリュッセルで開かれたEU首脳会議に参加したメルケル氏(写真:AFP/TTXVN) |
EU当局者が明らかにしました。在任16年のメルケル氏は今回が最後の出席になると見込まれます。ミシェルEU大統領は「欧州の(統合)プロジェクトの輝く光であり、羅針盤だ」と惜別の言葉を贈りました。
メルケル氏の首脳会議参加は今回で107回目。EUが直面した数々の難局で加盟国の取りまとめ役として影響力を発揮してきました。メルケル氏が抜ける首脳会議を、ミシェル氏は「バチカン(ローマ教皇庁)のないローマ、エッフェル塔のないパリのようなものだ」と例えて退任を惜しみました。
【ブリュッセル時事】