リビア、「恒久的停戦」合意 

(VOVWORLD) -国連の担当者は会見で、「今回の合意はリビアのすべての人々によりよい平和な将来をもたらすものだ」と述べ、合意を歓迎しました。
リビア、「恒久的停戦」合意  - ảnh 1     写真: AFP/TTXVN

国が東西に分裂して内戦状態が続く北アフリカのリビアで、西部の暫定政府と東部の軍事組織が恒久的な停戦に合意しました。9年前の独裁政権の崩壊以降、混乱が続くリビアの和平に向けて戦闘を終結させ、政治的な解決につなげていけるかが焦点です。

 

リビアでは、2011年に独裁的なカダフィ政権が崩壊したあと国が分裂し、西部の首都トリポリを拠点とする暫定政府と、東部の軍事組織との間で内戦状態に陥っていて、国連などの仲介で協議が続けられてきました。

国連によりますと、双方は23日にスイスのジュネーブで開かれた協議で、恒久的な停戦に合意しました。

また、停戦を守るための合同での監視や、各国の介入で戦闘に加わっている外国人のよう兵などを3か月以内に退去させることでも合意したということです。

国連の担当者は会見で、「今回の合意はリビアのすべての人々によりよい平和な将来をもたらすものだ」と述べ、合意を歓迎しました。

暫定政府と軍事組織は来月上旬には、隣国のチュニジアで選挙の実施など政治的な解決に向けた協議も行うことにしています。

ただ、リビアではこれまでも停戦がたびたび破られてきたことから、双方が合意どおりに戦闘を終結させ、和平に向けて政治的な解決につなげていけるかが焦点です。(NHK)

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