ロシア 憲法改正の全国投票7月1日に実施へ

(VOVWORLD) - ロシアのプーチン大統領は、新型コロナウイルスの感染拡大で延期した憲法改正に必要な全国投票を7月1日に行うと発表し、経済が落ち込むなか、政権の求心力を高めたいねらいがうかがえます。
ロシア 憲法改正の全国投票7月1日に実施へ - ảnh 1       プーチン大統領(写真:AP)

ロシアの憲法改正の是非を問う全国投票は当初4月22日に行われる予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大によって延期されました。


これについてプーチン大統領は、1日のテレビ会議で「国民の命と健康を守るために投票を延期したが、状況は改善し、われわれは通常の生活に戻りつつある」としたうえで、「7月1日に憲法改正案の採択に関する全国投票を実施する」と述べました。

憲法が改正されれば、現在、通算4期目のプーチン大統領は、2024年に任期が切れたあと再び大統領選挙に立候補し、最長で2036年まで続投することが可能となります。

ロシアでは、新型コロナウイルスの感染拡大に原油価格の低迷が追い打ちをかけ、経済が落ち込んでいて、プーチン大統領としては全国投票を経て憲法改正を実現することで、政権の求心力を高めたいねらいがあるとみられます。(NHK)

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