ロシアがチェコに報復、外交官２０名を国外追放処分に
(VOVWORLD) -ロシアが、同国の外交官ら１８名がチェコから国外退去処分とされたことへの報復として、今度はチェコ外交官２０名を国外追放しました。
 （写真：AFP/TTXVN） |
イルナー通信によりますと、ロシア外務省は１８日日曜、声明を発表し、「ロシアは、わが国外交官１８名がチェコから追放されたことへの報復として、モスクワにあるチェコ大使館のスタッフ２０名を好ましからざる人物としている」と表明しています。
この声明ではまた、チェコ側にこれらの人物らが１９日月曜２４時までにロシアを退去しなければならないと警告しています。
ロシア外務省のザハロワ報道官は記者団に対し、ロシア人外交官追放というチェコ政府の行動を非難するとともに、「このような行動は、外交政策および対ロシア政策に独立性が欠如していることを示すものだ」としました。
また、「ロシア人外交官のチェコ追放はこっけいな行動であるとし、「チェコ政府は傀儡政権であり、このことは、２１世紀の各傀儡政権を示す大規模なイメージの一部に過ぎない」と表明しています。
さらに、「米国の指示により、同国の傀儡政権が活発化している。実際、ポーランドとチェコ共和国は米国の利益に貢献している」としました。
チェコは今月１７日、ロシア人外交官18人に対し１８時間以内に国外に退去するよう命じており、これらの外交官がロシアのために動く特殊スパイであると主張しています。