（写真：TTXVN）

ロシアのサンクトペテルブルク 大学のウラジミール・コロトフ教授は、先ごろ行われた第36回ASEAN=東南アジア諸国連合首脳会議におけるベトナムの役割に触れ、「ベトナムは、ASEAN諸国が直面している問題の解決方法を模索するプロセスにおいて、主体的な姿勢を示している」と評価しています。

コロトフ教授によりますと、ベトナムの主催のもと、今回のASEAN首脳会議は複数の重要な成果を収め、中でも、ASEAN共同体の団結の重要性を強調する「2025年までのASEAN戦略」を提案することがありますが、これを通じて、ベトナムは自国の役割と威信を再確認するとしています。

コロトフ教授は、ベトナム東部海域（いわゆる南シナ海）問題にも触れ、ベトナムが常に、あらゆる領海紛争を1982年国連海洋法条約に従って平和的措置で解決すべきであり、関係各側はDOC=海上行動宣言を徹底的に順守し、COC=海上行動規範を早期に制定する必要があるという終始一貫した立場を維持していることを高く評価し、「これはベトナムの責任感を示し、国際社会におけるベトナムの威信と地位向上に貢献する」と分析しています。