中印関係の改善には、係争地からの部隊撤退が必要=インド外相

(VOVWORLD) -インドのジャイシャンカル外相は、中国の王毅外相に対し、両国関係の改善には、ヒマラヤ山脈の国境沿いにある係争地からそれぞれの部隊を撤退させる必要があるとの認識を示しました。
中印関係の改善には、係争地からの部隊撤退が必要=インド外相 - ảnh 1(写真:AFP/TTXVN)
タジキスタンの首都ドゥシャンベで行われた会合の合間に、王毅外相とこの問題を協議したといいます。

ジャイシャンカル外相は「国境地帯からの撤退について協議しました。両国関係の発展の基盤になる平和と安定の回復には、この点での進展が不可欠だ」とツイッターに投稿しました。

係争地では昨年以降、数千人のインド兵と中国兵が対峙です。昨年6月には両国軍が衝突し、双方に死者が出ました。

中国外務省によりますと、王毅外相は「中国は中印国境問題に常に適切かつ前向きに対処してきた」とし「(双方が)協力して、国境地帯の平和と安定を維持し、国境紛争の再発を防ぐ必要がある」と発言しました。2大新興国として、両国関係を健全で安定した軌道に乗せる必要があるとの認識を示しました。

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