内戦続くシリア 反政府勢力が第2の都市を攻撃し大部分を制圧
(VOVWORLD) -内戦が続く中東のシリアで、政権側が支配してきた第2の都市に対して反政府勢力が大規模な攻撃を行い、大部分を制圧しました。シリアの内戦はこのところこう着状態が続いていましたが、情勢の悪化が懸念されます。
反政府勢力の戦車(写真:Reuters/TTXVN) |
シリア国内の情報を集めているシリア人権監視団によりますと、先月27日以降、一部の反政府勢力がアサド政権が支配してきた第2の都市、北部のアレッポに向けて大規模な攻撃を行い、政府機関を含む市内の大部分を制圧したということです。
一方、シリア軍も30日、「反撃に備えるため、部隊の再配置を行った」などと撤退を認めた上で、奪還に向けて準備を進めているとしています。
シリア人権監視団によりますと、これまでにアレッポなどで民間人を含む310人以上が死亡したということです。
(NHK)