原油先物は19年高値近辺で推移、OPEC主導の減産が支援

[ロイター] - アジア時間の原油先物は2019年の高値をやや下回る水準で推移。OPEC=石油輸出国機構主導の減産に支援されています。

市場筋によりますと、アメリカ¥によるイランとベネズエラの石油業界への制裁も支援材料となる一方、米生産増が上値を抑制しているとみられます。

0026GMT時点で、米WTI原油先物CLc1は0.04ドル安の1バレル=59.05ドルです。前日に付けた19年高値の59.23ドルに近い水準です。

北海ブレント先物LCOc1は0.06ドル(0.2%)安の1バレル=67.48ドルです。こちらも、前週付けた年初来高値の68.14ドルに近い水準となります。

OANDAのシニア市場アナリスト、アルフォンソ・エスパルザ氏は「OPECプラスの減産は原油相場に安定をもたらした。減産延長の兆しを受けて原油価格は上昇している」と指摘しました。

「今後は米生産サイドの動向が注目される。20日に公表される週間原油在庫が材料になるだろう」と語りました。

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